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作家名

大森 澪(おおもりみお)OMORI Mio

ジャンル
シック    抽象  植物  銅版  風景  

コメント

 「写真家出身の画家が時折自撮の阿波木偶のポストカードを送ってくれますが、光と闇を見つめているような深い眼差の人形の背後に現在の作品が浮かび上がってくるのです。それは画面に拡がる色彩のみの抽象画で硬質でありながら、繊細なマチエールや遠い想念へと誘う色彩を包むように画家の内なる命が漂ってきます。表現手段は違っていてもそれが両者に画家の存在そのものを感じさせてくれるのです。それこそが画家にとっての無形の形ではないかと思います。抽象であれ具象であれ、それがないならば虚しい記号とスタイルだけの作品と化してしまうのではないでしょうか。私はたとえ微かだとしても内なる命の声と対話し続けながら、無形のかたちを表現していきたいと希っています。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1942年
熊谷市に生まれる
1967年
日本大学芸術学部美術学科卒業
1987年
版画「期待の新人作家」大賞展(88、91年も)
1990年
個展(ギャラリー砂翁&トモス・日本橋、92、93、96、98、2000年も)
1994年
個展(ガレリアキマイラ・久が原、99年も)
1996年
個展(アートギャラリーミューズ・前橋、青山学院女子短大ギャラリー)
1997年
個展(METAL ART MUSEUM光の谷・印旛沼)
1998年
アガードワールドプリントフェスティバル(スロヴェニア)、北アイルランドインターナショナル小版画展
1999年
クルージインターナショナル小版画ビエンナーレ(ルーマニア)

作品紹介

OMORI-Mio--01.jpg

《水沫の森-陽と影の狭間で》

1999年 42×70cm

ソフトグランドエッチングアクアチントエッチング

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