コメント
「近年試みている『稲穂シリーズ』ともいうべき一連の作品は、稲穂を写実的に、田畑を色面として抽象的に表わしている。稲穂を水平から、田畑を真上からとらえることによる、視点の変化によって生じるかたちの面白さを楽しんでいる。色面としての田畑は、あくまでも私のイメージ上の形態である。がしかし、国土の狭いわが国においてはすべて方形とはいかず、まんざらイメージとばかりいえない。先日も、私の画面に登場した形態に良く似た田を、現実の中に見た。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
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