コメント
「日常の生活の中で制作を続けながらも、そんなあらゆる現実の流れとは逆行していたい気持ちが私に絵を描かせているように思う。結果として私的で内省的な世界へと向かわざるを得ないのだが、それでいて、僅かで良い、観る側の中の誰かとは深いところで繋がっていたい。共有できる密かな空間を築きたい。ある意味での普遍性を、作品には失わせたくはない。矛盾した心理であるが。 絵を描く、という、そんな靄の中を彷徨うような危うさにも似た行為の中に自身を委ねながら、しかし私は待ち続けるだろう。表現という海へ、自らを解き放つ術を手に入れる瞬間を。」（作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より）
略歴
- 1965年
- 東京都に生まれる
- 1991年
- 武蔵野美術大学大学院造形研究科修了
- 1992年
- 日仏現代美術展（グランパレ・パリ、東京都美術館）・NTV奨励賞
- 1993年
- TOKYOまちだ国際版画展（町田市立国際版画美術館）・買上賞
- 1994年
- 個展（クレイギャラリー・銀座、ギャラリー219・中目黒、96、97、98、99年も）
- 1999年
- ぶどうの国の国際版画ビエンナーレ－版と版画のはざまで－メキシコ・日本・山梨（山梨県立美術館）
- 1999年
- Line of Sight 武蔵野美術大学アルバータ大学版画交換展（武蔵野美術大学、アルバータ大学、カルガリー大学・カナダ）
- 2000年
- 大きい版画と小さな版画（練馬区立美術館）
- 2001年
- 国際コンテンポラリー・アート・フェスティバル-NICAF（東京国際フォーラム・有楽町)、第46回CWAJ現代版画展（東京アメリカンクラブ・神谷町）
作品紹介
関連書籍
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