コメント
「私が表現行為をしているときに、形を意識することはほとんどないといってもいい過ぎではありません。
もちろん具象絵画というジャンルに属するかと思いますので、画面上に表面的な意味で誰にでもわかる形が表現されているとは思います。しかし私が表現しようとしているのは、物の形の魅力ではなく、とらえようとしてとらえられない粒子の運動なのです。
子どもの頃から、水の流れの変化や、炎の形の変化を夢中になって観ていたり、稲穂に風の動きが現れるのをうっとりと観ているのが好きでしたから、絵を描くようになって自然に今のような表現形式になってきたかと思います。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
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