コメント
「私は芸大の大学院の頃から、ずっと矩形による構成的な作品を作ってきました。それはそれで一応評価を得たのですが、20年位たった頃から、次第にそのかたちをくずし始めました。色面でがっちり構成するのに飽きてしまったのです。もっと自由で奔放な筆致によるかたちに心を奪われてしまったのです。一見カリグラフィー的なスピードのある、字とも読めないかたちが現在を支配しています。これが新しい現在の私のスタイルで、当分続くと思われます。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1948年
- 兵庫県に生まれる
- 1976年
- 第12回現代日本美術展・ブリヂストン美術館賞、 第11回ジャパンアートフェスティバル・文部大臣賞、第7回グレンヘン国際色彩版画トリエンナーレ
- 1977年
- 第8回国際青年美術家展・佳作賞
- 1979年
- 英国国際版画ビエンナーレ(ブラッドフォード)、第11回東京国際版画ビエンナーレ
- 1981年
- 英国国際版画ビエンナーレ
- 1985年
- 1985日本の版画(栃木県立美術館)
- 1986年
- 現代版画の表現と技法(練馬区立美術館)
- 1987年
- リュブリアナ国際版画ビエンナーレ
- 1990年
- 個展(グリーンコレクションズ() 、「非合理な平面」展 早見尭氏企画
- 1992年
- 個展 (シロタ画廊)
- 1993年
- 個展 (シロタ画廊)
- 1998年
- 個展(ギャラリーゴトウ)
作品紹介
《Pinetree No.168》
1998年 50.5×72cm
シルクスクリーン