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作家名

加藤清美(かとうきよみ)KATO Kiyomi

ジャンル
人物  銅版  静物  風景  

コメント

 「類型としては具象的な作品を描いていますが、たとえ現実の事物の形をその通りに描いたとしても、四角に区切られた虚構の画面の意味に奉仕するための形であって、日常感じている現実の意味とは凡そ異なったものであると考えています。  だからといって日常から逃避するために虚構の世界を構築しようとしているのではありません。手ひとつをとっても、現実の人の手は人生の象徴であり素晴らしく、私にとって画面の中に閉込められるような存在ではありません。現実の形を虚構の中に借り、それをまた、鏡のように見る人に手渡したいと努めているに過ぎません。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1931年
東京に生まれる
1958年
日本大学芸術学部演劇科中退
1960年
超現実絵画の展開展(東京国立近代美術館)、東京国際版画ビエンナーレ(64、66年も)
1970-74年 国際形象展 191971年 現代の幻想展(朝日新聞社)
1999年
真昼の瞑想90年代の日本の美術(栃木県立美術館)
1969-85年 個展(大阪フォルム画廊東京店・銀座)
1980年
銅版画個展(ギャルリーユマニテ名古屋)
1987年
銅版画個展(ギャルリーユマニテ東京・銀座、89、93年も)
1996年
銅版画個展(ギャラリー池田美術・銀座)
1999年
真昼の瞑想90年代の日本の美術(栃木県立美術館)

作品紹介

KATO-Kiyomi-01.jpg

《木の盃》

1996年 43.5×40cm

エッチングドライポイント

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