見目 陽一(けんもく よういち)KENMOKU Yoichi
作家名

見目 陽一(けんもく よういち)KENMOKU Yoichi

ジャンル
シック  伝統  動物    木版  植物  静物  風景  

コメント

 「山村の豊かな緑と清流に囲まれて育った私は、どの作品にも、四季折々の大自然の中に生きる小動物や草花が顔を出す。野山を歩き自然と向き合っていると、心の落着きと温もりが感じられることから、おのずとあるがままの素直な気持が筆を走らせるのだろうか。風景にしても野仏にしても、誰にでも分かりやすい形に納まるのである。風化した野仏には、残された石の形から、石工の腕はこうであったろうという想像により表情を甦らせている。  経済の発展にともなって環境が整備され、便利さと共に豊かな野山の風景が狭められて行くのは、見ていて切ないものだが、自然との共存を大切に考えている人たちも増えて来たことはありがたいことである。子どもたちの心の成育のためにも、大自然の中での小動物との共存を願いつつ、自然な形を私のモチーフとしていきたい。」
(作家コメント「自然と私」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1949年
栃木県茂木町に生まれる
1972年
新道繁・金子徳衛に油彩を師事
1981年
第31回日本板画院展・新人賞、ニュートン賞
1985年
第2回中華民国国際版画ビエンナーレ(台北)
1986年
個展(伊勢丹アートホール・浦和)
1988年
個展(西武アートギャラリー・所沢、埼玉県立近代美術館)、『埼玉の自然100選』木口木版画集刊行
1989年
『EX-LIBRIS』木口木版画集刊行
1991年
『四季』詩画、木口木版画集出版
1994年
画業25周年個展(もぴあホール・茂木町)
1999年
画集『見目陽一の世界』(下野新聞社刊)、画業30周年 個展(ロビンソン大ホール・宇都宮)、個展「しもつけの野仏」(山開センター大ホール・馬頭)

作品紹介

《野仏巡礼 七夜侍本尊》

《野仏巡礼 七夜侍本尊》

1996年 20×14cm

木口木版

関連書籍

関連サイト

公式サイト
見目陽一の世界
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