コメント
「昨夜見た夢は、なぜか演説台の上で、大勢を前にして自分の作品について話をしなければいけないというものでした。たくさんの人がいれども、だれもあたしの話など聞いていないし、上手に話せもしないし、何を話したらいいかもわからなくて、長い時間困ったあげくに、『自分にとって制作するということは、魂を解放することです』という、小さな声が思わず口からでました。相変わらずそこにいる人たちは無関心でちっとも聞いてはいなかったけれど、この言葉が言えたからいい、とこっそり満足したら目が覚めました。作品の中のかたちは、いきているもののかたちです。懐かしかったりかわいかったり無気味だったり悲しかったり恥ずかしかったりします。やっぱりうまくいえない。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
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