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作家名

小林美佐子(こばやしみさこ)KOBAYASHI Misako

ジャンル
シック  リトグラフ  人物  植物  銅版  

コメント

 作品テーマは「人間」である。この目には見えない作品テーマを視覚化するために、身体を主なモチーフとしている。 身体は刻々と変化するものである。呼吸をし、細胞が崩壊と再生を繰り返して一日として同じということはない。そうした日々の積み重ねで、一つの身体が出来上がっていくのである。 人は自分の身体から逃れられない。それは作品をつくる側にも見る側にも平等である。意識せざるをえないもの=身体であり、そうした意味で、身体は誰にでもリアルで興味深いテーマであると言える。すなわち身体を通した制作および鑑賞は、自己確認をしながら人間を見つめることなのである。
(版画芸術154号巻頭特集 現代版画ジャパン 作家コメントより)

略歴

1985年
神奈川県に生まれる
2008年
第33回全国大学版画展・買上賞(10年も)
2009年
浜口陽三生誕100年記念銅版画大賞展・準グランプリ、個展(Zainul Gallery・バングラデシュ)
2010年
個展(Gallery銀座フォレスト)
2011年
女子美術大学大学院美術研究科版画領域卒業、第11回浜松市美術館版画大賞展・奨励賞
2012年
個展「乖離する身体」(シロタ画廊・銀座)、「小林美佐子作品展」(アートギャラリーミューズ・群馬)

作品紹介

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《慣習》

2010年 83×111cm

銅版リトグラフ、手彩色

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《化粧 其の三》

2012年 72.5×50cm

銅版リトグラフ、手彩色

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《日常に潜む境界~覗く人~》

2012年 81×113cm

銅版リトグラフ、手彩色

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