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作家名

具滋賢(クー・ジャヒュン) KOO JAHYUN

ジャンル
シルクスクリーン(孔版)  モダン  リトグラフ  抽象  木版  

コメント

2000年以後になると、大きな円や楕円をモチーフとしてさまざまな「色面」を見せるシルクスクリーン版画を制作し始める。
もちろん、ただの円や楕円の色面ではなく、その周辺にわずかに他の色の縁がはみ出している。(中略)ミニマリズムの色面作品というよりも、その色の微妙な重なりは、韓国の伝統的な生地セットン(虹色縞模様)の色使いを思わせるのである。
そして、近年は大画面の木版画を制作している。日本の現代版画では、イメージもフォルムもなく、ただ版面を彫り、その彫り跡を摺るといったミニマリズム的な作品は少ないが、韓国の現代美術では、むしろこうしたミニマルな表現をする作品の方が多いのである。つまり、マチエールとか素材の物質感というものへの美的関心が高いのである。
(版画芸術171号 「自然」または素材との対話(松山龍雄)より抜粋)

略歴

1955年
韓国・大邱にうまれる
1980年
弘益大学卒業。来日し大阪芸術大学に入学
1981年
シロタ画廊(銀座)で日本初個展。以後94、04、13、16年同画廊で個展開催
1985年
帰国。韓国の各大学で版画を教える
1986年
フレッヘン国際版画トリエンナーレ・4等賞
1989年
技法書『版画』出版
2009年
個展(ギャラリー・ボーデ・ドイツ)
2011年
個展(IBUギャラリー・パリ)
2016年
『具滋賢 全版画 KOO JAHYUN Printmaking 1978-2016』(阿部出版)刊行

作品紹介

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《At the mountain-Gachang》

1991年 70×100cm

リトグラフ

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《Untitled》

2004年 80×120cm

シルクスクリーン

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《Untitled》

2011年 210×151cm

木版ステンシル

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