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「言葉足らず......ぺちゃくちゃとおしゃべりは好きだけど。難しいことは嫌い。単純に楽しいことが好き。ひとの悪口を他人に言いふらす人は、嫌い。別に悪いことをした訳でもないのに、ぺこぺこ謝る人も嫌い。でも気の弱い人は、どこか頼りがいがなくてもほっておけない感じで好き。ひょうきんな人は、一緒にいて楽しいから好き。こんなふうに、単純に<好き>か<嫌い>という感情から始まる。でも言葉で『あなたは好き』『あなたは嫌い』と言わなくても、人は何となくそれを感じとる。絵も、言葉足らずで、なんとなく感じ取るもの。そこにあるのは、言葉では言い切れない自分の中の見えないカタチ。ひとのようなカタチをした自身像なのかもしれない。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
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