コメント
「この頃は、風景をつくるというより、椅子の置き場所を求めて旅をしている。
『drift−ice』シリーズは、オホーツクの真白な氷の海と対峙しながら、氷上に椅子を置いた。
オーストラリアの砂漠では、自身を自然に委ねる旅だった。月・星・太陽などの自然が強烈に脳裡に焼き付けられ、人のいない街では朽ちていくもののなかに人々の息使いを感じ取った。闇のなかで砂にまみれながら不思議な夢を見た。今度は、なぜか<出雲>へ行こうと思った。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
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