武蔵 篤彦(むさし あつひこ)MUSASHI Atsuhiko
作家名

武蔵 篤彦(むさし あつひこ)MUSASHI Atsuhiko

ジャンル
モダン  抽象  

コメント

 「1枚の絵を描くプロセスの中で、数多くのイメージは定着することなく、その上から新たな絵具によって埋葬されてしまう。私は、作品の表面に表れ出ない地層、もしくはレイヤーのように塗り込められたイメージの堆積に興味がある。版画という視点から見れば、それは多色刷りにおける1枚1枚の版そのものでもある。  これまでの作品は、垂直方向のシステムで絵を展開してきたが、いま手掛けている<核としての絵画>のシリーズでは、むしろ水平のベクトルで試みようとしている。絵を分解することで、上下と左右を取り払い、重力の無い絵を目指している。絵画と版画を行き来し、またフィードバックさせることにより、版の思考は自分の絵づくりに大きく影響を及ぼしている。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1952年
京都府に生まれる
1979年
サンフランシスコ・アート・インスティテュート修了
1987年
現代美術のコスモロジー(ICA名古屋)
1988年
クラコウ国際版画ビエンナーレ(ポーランド)
1990年
インターグラフィック(ドイツ)
1991年
バーラト・バヴァン国際版画ビエンナーレ(インド)
1993年
さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ
1995年
京都市芸術新人賞受賞作家展
1999年
ぶどうの国の国際版画ビエンナーレ、スコットランド・アニュアル・アートクラブ賞

作品紹介

《PAINTED AS NUCLEUS》

《PAINTED AS NUCLEUS》

2000年 78×63cm

アクリル、ラムダプリント

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