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作家名

長島 充(ながしま みつる)NAGASHIMA Mitsuru

ジャンル
シック  モノトーン  人物  動物  植物    銅版  静物  風景  

コメント

 「古典から近代までさまざまな作家の手によって描かれてきた<博物誌>というオーソドックスな題材を、現代に生きる一人の人間として取り上げてみたらどう表現できるか、と考え制作を始めた。本シリーズは博物誌という様式を借りながらも、人間中心の物質文明と地球環境の問題を根底のテーマとし、現代社会へのメッセージを表現しようとしている。  具体的なモチーフとしては、イメージの中で構成された空間、風景の中に存在する動物や鳥、植物が主体で、足元や遠景には、必ず物質文明の象徴である機械の一部や建築の残骸などが配置されている。この両者の対比により、しいて言えば未来の人類と自然の関係をも暗示しようと試みている。タイトルに<新>とつけたのは過去のものとは一味違う博物誌にしようという制作者自身の思い入れからである。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1959年
千葉県に生まれる
1985年
創形美術学校研究課修了
1992年
ミヤコ版画賞展・スポンサー賞(94年も)
1993年
中華民国国際版画・素描ビエンナーレ版画部門・銀賞
1995年
カプラム国際銅版画ビエンナーレ・名誉メダル賞(97年も)
1997年
グレンヘン国際版画トリエンナーレ招待出品(スイス)
1999年
ノルウェー国際版画トリエンナーレ招待出品(ノルウェー)、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ招待出品(スロベニア)
2000年
イビザ国際版画ビエンナーレ・最高賞、文化庁主催現代美術選抜展(国内巡回展)
2001年
R.O.C.国際版画・素描ビエンナーレ10回記念展招待出品(台北市立美術館)
2002年
KIPAF2002 韓国国際版画芸術祭招待出品
2008年
国立クラコウ日本美術技術センターに木版画4点が収蔵される(クラコウ・ポーランド)、台湾国際ミニチュア版画展2008招待出品(台北)タブローによる初個展開催
2010年
環太平洋国際版画展・Honorable Mention

作品紹介

《新博物館-Ⅲ、カモシカ》

《新博物館-Ⅲ、カモシカ》

1997年 60.5×95cm

エッチングドライポイントエングレーヴィング

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《神話と伝説№23 Alkyoneus》

2010年 91.5×60.5cm

陰刻法板目木版 環太平洋国際版画展受賞(2010)

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《翡翠・湖畔》

2010年 直径20cm

銅版、手彩色

関連書籍

関連サイト

公式サイト
長島 充公式ホームページ
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