中東 剛(なかひがし ごう)NAKAHIGASHI Go
作家名

中東 剛(なかひがし ごう)NAKAHIGASHI Go

ジャンル
シック  シルクスクリーン(孔版)  モダン    抽象  

コメント

 「通い慣れた橋を渡り、古壁沿いのあぜ道を行けば、竹林に出る。いつもの朽ちかけた柵をくぐり、雑草をかき分け、川へ向かう小さな斜面を注意深く降りていく。  いつの頃からだろう。私は、この日常的な時間と空間を、自分の掌中に収めてしまいたい、という欲望に駈られている。そして、今日もまた、私はここを歩いている。  寺社の側で生え繁る樹木や水辺の草花は、当たり前に生を営み、やがて終息を遂げていく。枝、葉、茎、花弁などは、無数に重なりあって、湿りを呼び込みながら、濃密な層をつくっている。しばしば、柔らかな日差しを浴びて蘇生もある。私の仕事は、可能な限り、ここを取り込む聖域でありたいと願っている。まるで、さまざまな過去を積もらせた地面の皮であるかのように。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1967年
京都市に生まれる
1992年
京都市立芸術大学美術学部美術科卒業
1996年
第3回高知国際版画トリエンナーレ
1997年
第74回春陽展・奨励賞(98、99年も)、第8回中華民国国際版画素描ビエンナーレ(台北)
1998年
第18回カダケス国際ミニプリント展(スペイン)、第8回ART BOX大賞展・野田哲也賞、個展(OギャラリーUp.s)
1999年
日本版画協会展(2000年も)
2000年
個展(小野画廊)
2001年
第78回春陽展会員推挙 (東京都美術館)

作品紹介

《西日》

《西日》

2000年 88.5×62.5cm

シルクスクリーン

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