コメント
「『一方の眼で水平線の彼方を、もう一方の眼で自分の足元を、見て眺めて、二つをひとつに結ぶ』という視点を持った作品づくりを心がけている。
そのためのメタファーとして、最近用いている<かたち>は......。
種、マツォッキョ(と呼ばれる帽子)、おもちゃの列車、コソヴォの地図、キリスト教の12カ月の伝統的な労働の図、など。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)
略歴
- 1957年
- 奈良県に生まれる
- 1983年
- 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了
- 1994年
- 個展(ノブ・ギャラリー・岡崎)、 現代の版画1994(渋谷区立松濤美術館)
- 1995年
- The Tree part2(笹川平和財団アメリカギャラリー・ワシントンD.C.)、個展(ヨウ・アート・ギャラリー・大阪、ガレリア・フイナルテ・名古屋)
- 1996年
- International Work-shop for Visual Artists '96 in REMISEN-BRANDE(Brande City Hall・デンマーク)、トピカ;日本の現代美術が1100年のハンガリーに挨拶する(エステルゴム王宮博物館・ハンガリー)
1996-97年 日航財団「空の日芸術賞」受賞、ドイツ研修
- 1997年
- 第2回エジプト国際版画トリエンナーレ招待出品(国立美術館・カイロ)、個展(ノブ・ギャラリー・岡崎)
- 1998年
- 個展(ギャルリー・デコ・名古屋)
- 1999年
- 個展(ギャラリーAPA・名古屋)、INAZAWA・現在・未来展―2人展(稲沢市荻須記念美術館・愛知)
作品紹介
《摂理;6月の散歩にて#8(ウッチェロのマツォッキョによる)》
1998年 94×61cm
シルクスクリーン、コラージュ