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作家名

恩田秋夫(おんだあきお)ONDA Akio

ジャンル
モノトーン  人物  伝統    木版  植物  風景  

コメント

 「私の子供時代の野外の遊びで、青大将を見つけると、みんなで追いかけて、棒でたたいて半殺しにしたり、大人が得意になって噛みつかれないような蛇のとり方を実演してみせてくれたりしました。  この板画は青大将を持った大人を子供たちがぐるりととりまいて、蛇をとった大人の人を見つめている場面を描いたのですが、どうも月並な図柄なので、いろいろ考えて、子供を大人のうしろに描いた途端にできました。  蛇は人の好かない動物で、絵ではアダムとイヴの話や、出雲の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の神話の場面に登場します。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1924年
東京都新宿区大久保に生まれる
1956年
武蔵野美術学校西洋画科卒業、独立美術協会展に3回出品
1963-68年
母校武蔵野美術大学講師、棟方志功の助手
1967-87年
各地で個展(東京京王百貨店1回、小田急百貨店・新宿13回、養清堂画廊・銀座9回、松菱百貨店・浜松8回、丹青堂画廊・大阪5回、他)
1976-78年
大本山永平寺『傘松』誌の表紙
1978年
『一茶の四季』(信濃毎日新聞社刊)
1996年
長野県信濃町一茶記念館企画「一茶の四季」展
1998年
明治薬科大学新校舎落成記念の板画「花ひらく」制作
1999年
『恩田秋夫木板画集』(有斐閣刊)

作品紹介

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《青大将》

1999年 22.5×20cm

木版

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