コメント
「東京での、内面に息づくイメージを作品にする仕事が一区切りついたと感じたとき、かつてからの願いでもあった自然豊かな土地で生きてみたい思いが募ってきた。そして、阿蘇で4年、その後、天草の海辺にアトリエを移して12年になる。 自然の中に見いだす光や色やいのち、大気などと溶けあう喜びが強まるにつれ、<永遠>の感覚が深まってきた。 そこから、野の花、風景、それに山や海の風光の抽象作品も多く生まれてきた。 ここ数年、山形の自然にふれて暮す機会もあり、その間、再び心象的な世界が甦ってくるという経験をした。今後は自然の命と自己の内部的な命の交流が、光や大気の中に象徴的な姿で現れてくるような予感がしている。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)
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