太田 三郎(おおた さぶろう)OTA Saburo
作家名

太田 三郎(おおた さぶろう)OTA Saburo

ジャンル
モダン  人物  写真・コラージュ他  植物  

コメント

 「私はこれまで、自分がいつどこにいたのかという記録を基本コンセプトに制作してきました。  そのコンセプトを形にするのに郵便や切手の形式を選んだことで、版画の展覧会に出品させていただく機会が幾度かありましたが、私には版画を作っているという意識はあまりありません。けれども意識する、しないにかかわらず、私は版画的資質を十分持っているのかもしれません。  作家活動を始める以前からグラフィックデザインの業務に携わっており、印刷物というマルチプルに長く接してきて、紙とインクとの付合いが気に入っていたという事実、ひとつのフォーマットのもとに同じ作業を繰り返したり、同じ作品が複数存在することに単純に喜びや安堵を感じるあたり、まさしく版画的体質といえそうです。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1950年
山形県生まれ
1971年
鶴岡工業高等専門学校機械工学科卒業
1985年
個展(コバヤシ画廊・銀座、以後各地で多数開催)
1994年
人間の条件展―私たちは、どこへ向かうのか(スパイラル・青山、芦屋市立美術博物館)、時間/美術-20世紀美術における時間の表現(滋賀県立近代美術館)
1995年
50年後 彼らはなぜ戦争を表現するのか(徳島県立近代美術館)
1998年
メディアローグ-日本の現代写真'98(東京都写真美術館・恵比寿)、アート/生態系-美術表現の〈自然〉と〈制作〉(宇都宮美術館)、Donai yanenn! Et maintenant! (国立高等美術学校・パリ)
1999年
時代の表情-反表情 日本の版画1945-1999(町田市立国際版画美術館)

作品紹介

《被爆地蔵1》

《被爆地蔵1》

1998年 28.8×15.7cm

紙にプリント

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