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作家名

尾関立子(おぜきりつこ)OZEKI Ritsuko

ジャンル
シック  モノトーン  銅版  

コメント

 「世界人口の増加にともない、社会のボーダレス化がすすみ、人ひとりの価値がとかく希薄化していく時代性の中のその揺らぎをとらえようとするとき、それは私一個人のアイデンティティーを探すことから始まる気がしている。さまよい続ける心の在処として、その不安と向き合って、形に色に陰に光に浄化する。生まれ落ちた個を捨て、個に戻る作業。リアルに感じる毎日は、たんたんとしていながら複雑に絡み合っている。大切にしていきたいことは今起こっていること、どんなささいなことでもかまわない、それをじっと見つめること。目をそらさないで見つめること。そこから何かが生まれるのではないかと思う。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1971年
岐阜県に生まれる
1994年
武蔵野美術大学卒業、第2回プリンツ21版画グランプリ・グランプリ、第5回国際現代造形コンクール大阪トリエンナーレ、
第9回ソウル国際版画ビエンナーレ
1996年
武蔵野美術大学大学院修了、第25回現代日本美術展・東京都現代美術館賞
1999年
個展(麻布霞町画廊・西麻布、2000年も、羊画廊・新潟)
2000年
グループ展(G5ギャラリー・スロヴァキア)、大きい版画と小さい版画(練馬区美術館)、Piece For Peace(丸木美術館・埼玉)
2001年
個展(FROELICK GALLERY・ポートランド)

作品紹介

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《slough -rompers-》

2000年 100×50cm

リフトグランドエッチングアクアチント

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