関野 洋作(せきの ようさく)SEKINO Yosaku
作家名

関野 洋作(せきの ようさく)SEKINO Yosaku

ジャンル
カラフル  シック  木版  植物  静物  風景  

コメント

 「本州最東端の尻屋崎は、すばらしい所だ。  一日中、波と景色を見ていても飽きない。しかし、ひとたび天気が変わると凄まじく、墨色の世界となる。この絵では、それを表現しようとした。できるだけ説明的にならないように、面で構成することにした。波の凄まじさを面で表現すると、尻屋崎が死んでしまい、何枚もの版をだめにした。初心に戻り、水の性質から考え、液体は飛び散った瞬間、最小の体積、つまり球状になることを思い出し、それでいこうと思った。それが、波が来た後にすぐできる波の形とも合った。また、バックの尻屋崎も死ななくて済み、次の絵のヒントともなってくる。絵は、それの繰り返しで、少しずつ良い物ができてくると思っている。」
(作家コメント「波の形」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1944年
東京都に生まれる
1968年
中央大学理工学部卒業
1971年
関野凖一郎の技術助手となる
1976年
版画技術のワークショップを開く
1984年
春陽会に出品(以後毎回)
1988年
春陽会・研究賞
1989年
春陽会・奨励賞
1992年
春陽会・春陽会賞
1993年
春陽会会員推挙
現在、春陽会会員、日本美術家連盟会員

作品紹介

《風濤》

《風濤》

1999年 59×87cm

木版

SEKINO-Yosaku-02.jpg

《夜景(東京)》

2006年 85×50cm

木版

SEKINO-Yosaku-03.jpg

《ミモザ》

2011年 52×81.5cm

木版

関連書籍

このページのTOPへ