コメント
独学だったのでいろいろなことを試しました。そうしているうちに今まで見えなかったものが見えるようになります。小さな体ながらも大きい作品を作り続けました。他の人がしないことをしたい、世の中にないものを生み出したいと。
きれいなだけの作品ではダメ。不器用・不細工であっても人間の血の通った作品だから、人の心を打つのだと思っています。手探りで進みながら、これからも一生懸命、やれるところまでやりたいと願っています。
(インタビュー回答より)
略歴
- 1927年
- 新潟県に生まれる
- 1948年
- 小学校教諭となる
- 初期は油絵を描いていたが、1960年に発足した「新潟女流版画協会」に参加した後、髙橋信一のすすめで日本版画協会展に出品を始める
- 1969年
- この頃から「庶謳子」という名で制作を始める
- 1994年
- 第10回現代版画コンクール・優秀賞(11回も)
- 第5回国際現代造形コンクール展大阪トリエンナーレ版画・羽曳野市賞
- 1995年
- '95公募 日本海美術展・優秀賞
- 第3回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ・オンワード樫山賞
- 2003年
- 「式場庶謳子木版画展」(星と森の詩美術館 2011年も)
- 2015年
- 『式場庶謳子作品集 いのちのうたをうたう』刊行
作品紹介
《おどるいにしえびと》
1995年 142×231cm
木版
《うたう古代のヒト-春の匂いがする-》
1998年 84.1×138cm
木版
《人間の詩 月のぼる!》
2009年 78.5×119.3cm
木版