コメント
作品制作の上で一番重要なのは、自分自身の内面から出てくるアイデアである。次にそれを一番適切な技法で、どのように紙面に表わすかである。あくまでもアイデアあっての技術であり、技法を見せる作品になっては駄目だと思う。(中略)伝統とは過去の技術を伝えていくだけではないと思う。21世紀の伝統技術を創っていくべきである。最新のテクノロジーを取り入れた木版画が出てきてほしいと思う。木版画の可能性はまだまだ広がっている。(作家コメント『版画芸術』129号 巻頭特集「よみがえる伝統木版画」より)
略歴
- 1955年
- 大阪府枚方市に生まれる
- 1975年
- 木版画摺師 上杉猛に師事
- 1985年
- アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンに移住
-
- 木版画を教えながら創作版画を制作
- 1992年
- 個展(コロンビア・アートセンター/アメリカ ワシントン州)
- 1995年
- 日本文化庁国際交流基金受賞
-
- この年からウェズリアン大学美術部版画科常勤講師として勤務
- 1997年
- 個展(ウスター美術館/アメリカ マサチューセッツ州)
- 2000年
- 個展(フレスノ美術館/アメリカ カリフォルニア州)
- 2001年
- 個展(モントゴメリー美術館/アメリカ アラバマ州)
- 2005年
- 個展(アートゾーン神楽岡/京都 08、12、15、19年)
- 2008年
- 大阪府枚方市からの依頼で木版画集『枚方八景』制作
- 2010年
- 個展(インペリアル・アート・センター/アメリカ ノースカロライナ州)
- 2013年
- メートリクス・アーティスト・フェローシップを受賞し、ダラス大学で制作
- 2015年
- 米国郵政局の依頼で郵便切手制作
- 2016年
- デンマーク芸術家協会フェローシップを受賞し、デンマークで制作(17年も)
- 2017年
- 個展(ティステズ市民美術館/デンマーク)
作品紹介
《Accelerando》
2005年 29.3×41.9cm
木版多色摺
《Opus-40》
2017年 30.5×28cm
モノプリント
《Memory of wander-3》
2018年 30.5×27.5cm
モノプリント、写真版、ドローイング