高原 洋一(たかはら よういち)TAKAHARA Yoichi
作家名

高原 洋一(たかはら よういち)TAKAHARA Yoichi

ジャンル
シルクスクリーン(孔版)  モダン  抽象  風景  

コメント

 「過去、現在、未来、無限に続く時の連鎖の中で、私たちは一つの小さな時の環を所有しているに過ぎない。人の歴史の中で、常に畏怖の対象であると同時に、多くの恩恵に預かり、命綱である、水、大地、火、風など、その自然の形象にいつも私は捉えられている。私の版画作品の多くは自然の様々な環境の中にささやかな人工物を配置することによって成り立っている。現実の風景の中ではほとんど見落とされてしまうほどの小さな行為によって自然に参加する。写真に撮り、シルクスクリーンの写真製版技法によって平面に置き換える。平面に置き換えることによって初めて現われてくる光景もあるのだと思う。時の痕跡、物の推積、その歴史的時間と、個の生きている瞬間的な時の交差を1枚の平面の中に表わしてみたい。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1944年
岡山市に生まれる
1968年
武蔵野美術大学産業デザイン科卒業
1977年
第13回現代日本美術展(東京都美術館・上野、京都市美術館、~第17回)・第16回国立国際美術館賞、第17回佳作賞、京都国立近代美術館賞、栃木県立美術館賞
1980年
個展(シロタ画廊・銀座、89、94年も)、第13回日本国際美術展(東京都美術館、京都市美術館、第14、16回も)・第14回兵庫県立近代美術館賞
1987年
第3回西武美術館版画大賞展(西武アートフォーラム)・優秀賞
1989年
第3回和歌山版画ビエンナーレ・買上賞、ソウル国際版画交流展(ファインアートセンターギャラリー・韓国)
1991年
個展(ヒロチカシゲギャラリー・岡山、93、96年も)
1997年
アートラビリンス(岡山県立美術館)

作品紹介

《土の月》

《土の月》

1999年 70×100cm

シルクスクリーン

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