コメント
「木版画の制作を始めて25年。その間浮世絵の復元と創作版画の制作を行ってきましたが、そのどちらの仕事も伝統をいうものを意識せずには通過できないものでした。
しかし私が常にめざしていたものは、伝統の世界の継承だけでなく、私自身の内にある伝統の発見でした。今までも、またこれからも日本の木版画の美しさをその作品にとどめたいと願っています。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
略歴
- 1951年
- 名古屋市に生まれる
- 1969年
- 私立鈴鹿高校卒業
- 1976年
- 浮世絵版画の制作・研究開始
- 1994年
- 個展(広島県三原市教育委員会主催)、浮世絵版画の色材分析をデン・マテリアル(株)と共同研究。国際色彩学会にて3年間発表(オランダ、イギリス、日本)
- 1999年
- 『色彩から歴史を読む』(ダイヤモンド社)共同執筆、名前を勝原伸也から立原戌基に改名、デン・マテリアル(株)との共同研究論文が社団法人日本分析化学会において1998年度「分析化学」論文賞
- 2000年
- 連作『竹取物語』完成
作品紹介
《2000.11》
2000年 39×20cm
木版