タカハシ タツロウ(たかはし たつろう)Tatsuro TAKAHASHI
作家名

タカハシ タツロウ(たかはし たつろう)Tatsuro TAKAHASHI

ジャンル
カラフル  ポップ  モダン  リトグラフ  抽象    

コメント

 「20代の頃、鍬やコップ等を描いていた。道具としての機能と形の面白さからだったが、だんだん画面からは具体的な形は消え、機能の結果だけが形となって現れてきた。例えば、鍬で断裁した物やコップの染み跡だったりだ。
 また、以前吉野ヶ里の発掘現場に立った。其処で見た色々な穴の跡が残る堅く黄色い地面にググッとくるものがあり、早々エンボスのあるリトグラフにする。
 ここ10年ぐらい、キャストペーパーを使った作品が多くなった。リトグラフと併用もしている。キャストペーパーの形はその時々で、構築物のようであったり、家族のようであったり、何の意味もない形だったりする。
 どうも僕の作るモノの形は、人の匂い跡を見ようとして出てくるのかも知れないな。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1953年
東京に生まれる
1977年
第1回日本現代版画大賞展(松屋・銀座)、第13回現代日本美術展(東京都美術館・上野)
1978年
多摩美術大学大学院修了
1993年
TEAJON EXPO「国際版画展」(大田、韓国)
1995年
第31回神奈川県民美術展(神奈川県民ギャラリー・横浜)
1996年
ヨコスカのプロフィール-藤田修氏と(カスヤの森現代美術館・横須賀)
1997年
個展(アートフロントグラフィックス・代官山)
1999年
個展(Oギャラリー・銀座)
2000年
CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ・神谷町)

作品紹介

《FACE(14)》

《FACE(14)》

1998年 36×24.5cm

リトグラフ、キャストペーパー

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