番留京子(ばんどめきょうこ)VANDOME Kyoko
作家名

番留京子(ばんどめきょうこ)VANDOME Kyoko

ジャンル
カラフル  モノトーン  動物  木版  風景  

コメント

 「仕事場から見える岩山の眺めはすばらしい。今では植林された木々が多いが、昔はモコモコとした色とりどりの雑木ばかりで、さぞかし美しかったのではないかと思う。やじり、おにぎり、はち喰い、大きな一枚岩。この頃この大好きな岩山を見ながら太古の昔を想像することがある。小さな岩穴には人が住んでいたのか、祈りの儀式で火でも焚いたのだろうか、岩穴から白い煙が風にのって竜になり山並を這う。手足の細長い裸の性別不明の人がこちらをちらりと振り返りながら、スローモーションで岩から岩へと飛び移る。空想は尽きない。そんなゆったりとした時間の中で作品のイメージが沸いてくる。太古から休むことなく生き続けているこのすばらしい自然が、変わらないことを祈ると同時に感謝をこめて、ありがとう。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1960年
富山県に生まれる
1986年
創形美術学校卒業、第54回日本版画協会展(91年まで毎年)・奨励賞
1987年
パリ国立美術学校交換展(サロン・デ・ボザール・パリ)、第2回和歌山版画ビエンナーレ(89、91年も)
1990年
EX・IT(スペースA.D.2000・原宿)
1991年
第2回TAMON賞展(そごう・柏)、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(95年も)
1996年
第2回川上澄生美術館木版画大賞展(97年も)
1997年
オレゴン国際版画展(アメリカ)
1998年
神奈川国際版画トリエンナーレ・優秀賞

作品紹介

《動物たちのグリーンピース会議》

《動物たちのグリーンピース会議》

1998年 162×616cm

木版

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