山口 和雄(やまぐち かずお)YAMAGUCHI Kazuo
作家名

山口 和雄(やまぐち かずお)YAMAGUCHI Kazuo

ジャンル
人物  植物  銅版  静物  

コメント

 「私の前に花がある。私はその花を見る。私の意識は花に向かっており、私には向かっていない。いわば我を忘れて花を見つめている。この時、私にとって私はない。
 しかし、私はある。正確にいえば、私はないという状態において私はある。私はないという状態において私は充実している。この生き生きした全き充実感が私そのものである。
 『私があるということと、私が"花を見ている"ということと、そして"花がある"ということとは、いずれも端的に同一の"こと"の3つの側面であり、(中略)私と<もの>との実践的な関わりの場所において、(中略)同時発生的に実現される事態である』(木村 敏「自己とは何か」より、" "部は原文では傍点がつく)
 私の作品は、私と花との実践的な関わりの痕跡である。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1949年
東京都に生まれる
1975年
千葉大学人文学部卒業
1983年
浅井忠記念賞展(千葉県立美術館)
1984年
日本版画協会展(86年まで)
1985年
版画「期待の新人作家」大賞展・買上賞、版画グランプリ展
1988年
ミヤコ版画大賞展・大賞
1993年
個展(ギャラリー審美・名古屋、94年も)

作品紹介

《過ぎし秋》

《過ぎし秋》

1996年 34.3×14.8cm

メゾチント

関連書籍

関連サイト

公式サイト
KAZUO YAMAGUCHI MEZOTINT
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