吉原 英里(よしはら えり)YOSHIHARA Eri
作家名

吉原 英里(よしはら えり)YOSHIHARA Eri

ジャンル
植物  銅版  静物  

コメント

 「版画からスタートした私は、思考回路が版画的というか、版画行程そのもののようになっている。なぜならまったくの自由より幾許かの制約の中にこそ真に自由の喜びを感じ嬉々としてしまう。それに常に情熱と客観性の間で揺れ動くのが好きで、その感覚はまさに版を扱うときの距離感と同じである。例えタブローやドローイングの制作であっても版画とは少し違うが、そういった距離感や行程、技法や素材の差異を持ち続けたいと思って制作している。近年は特にモノタイプとドローイングの併用でドローイングとしての制作が多く、それで自由に大きく大胆なものができる。その反面版画作品としてエディションがあるものの場合は、うんと繊細でエレガントでありたいと思っている。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1959年
大阪市に生まれる
1983年
嵯峨美術短期大学版画専攻科修了
1984年
個展(以後東京、名古屋、大阪、ソウル、ミラノ他各地で35回)
1985年
第1回和歌山版画ビエンナーレ(87年も)、第2回中華民国国際版画ビエンナーレ(台北)
1991年
ABC絵画イラストコンクール(ABCギャラリー・大阪)・優秀賞
1992年
アートフェアーOSAKA(マイドーム大阪)
1997年
リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(スロヴェニア、招待、87年も)、京展出品委嘱(京都市美術館)・京展賞
2000年
アートフェア(ボローニャ、イタリア)

作品紹介

《The blue vase1》

《The blue vase1》

2000年 30×36.5cm

エッチング、ラミネート

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