コメント
「人と対話しながら、頭の中にもう一つ別の空想を抱くことがある。
ということは、現実の空間とは別に、想像の中の空間を含み持っていることになる。
人が存在するということは、複雑な空間を常に抱き持って生きている。
複数の状況を宙吊りのまま併存させることで、画面に多重的空間のリアリティーを求めている。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1931年
- 広島県に生まれる
- 1957年
- 第1回東京国際版画ビエンナーレ(第3回~8回)
- 1967年
- 第7回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(第8、9、13、15、16、17回も)、第9回サンパウロビエンナーレ
- 1968年
- 第6回東京国際版画ビエンナーレ・文部大臣賞、第2回クラコウ国際版画ビエンナーレ(第3~5回)、第1回リエカ国際デッサン展(第2、3、4、6、7回も)、第8回現代日本美術展・優秀賞
- 1969年
- 第9回現代日本美術展・ブリヂストン美術館賞
- 1970年
- 第20回芸術選奨文部大臣新人賞
- 1972年
- 第4回クラコウ国際版画ビエンナーレ・第四席
- 1980年
- 版画個展(福岡市美術館、81年、88年も)
- 1989年
- 山口源大賞・大賞
- 1992年
- 京都府文化賞功労賞 京都美術文化賞
- 1994年
- 紫綬褒章
- 2007年
- 逝去