コメント
朝起きたら忘れてしまうような、曖昧な夢の情景。作中に登場するモチーフは、すべて私が実際に見たものや夢に登場したものだ。(中略)画面に広がる白い斑点の一粒一粒は、浮かんでは消える淡い記憶の粒かもしれない。記憶から生まれた物語も、時間の経過に伴いいつしか消えるだろう。そんな儚い世界を消えることなく、紙上に永遠に留められたらと思う。
(版画芸術165号巻頭特集「銅版画家25人」作家コメントより抜粋)
略歴
- 1978年
- 東京都にうまれる
- 2003年
- 武蔵野美術大学大学院修了
- 2004年
- ハーグ王立美術アカデミー(オランダ)交換留学
- 2005年
- Allianzオランダ版画賞・3rd Prize
- 2007年
- 第75回日本版画協会展・山口源新人賞(10年準会員最優秀賞、11年準会員佳作賞)
- 2008年
- 個展(平安画廊・京都、ぎゃるり葦・山形)
- 2013年
- 「BIRTH 点描と刻線から始まるストーリー」(不忍画廊・日本橋)
- 2015年
- 第14回南島原市セミナリヨ現代版画展・長崎県知事賞
- CWAJ現代版画展60周年記念大賞展・奨励賞
- 「現代日本の版画32人」(国際ドゥブロニク現代美術館・クロアチア)
- 2016年
- 「公募団体ベストセレクション美術」(東京美術館)
- 個展「光のありそうな夜」(武蔵野美術大学)