内容
1495年頃にヴェネチアで登場し、ドイツやイタリアで使われた多色刷り木版技法。キアロスクーロとはイタリア語で「明暗」の意味。一般的には、2枚から3枚の版木が用いられ、1枚は描線を表わすライン・ブロックの版であり、もう1枚は中間トーンの色版(トーン・ブロック)となる。3枚目に同系色のやや暗い色調の版が加わることもある。トーン・ブロックは線や面が彫りとられ、凸部にインクがのせられて刷られることにより、彫られた部分は紙の白として残されることになる。
別名・類義語
chiaroscuro woodcut