古賀 章(こが あきら)KOGA Akira
作家名

古賀 章(こが あきら)KOGA Akira

ジャンル
動物  抽象  木版  植物  静物  

コメント

 「木版を始めた頃、その表現において、彫り残されたものを形として考えるものが多いのに、それまで直接描くことからそれを考えていた者にとっては、彫る行為それ自体からではなく、彫り残されたものを形として扱うことになかなか馴染めずにいたこと等を思い出します。それは、銅版のように凹部にインクを詰込んでそれを摺る凹版形式にすれば、木版に於いても版をコーティングすれば可能だけれど、そうではなく、飽くまで摺りは、従来の凸版のままで、彫られたり削られたりした凹部が、そのまま自然に形として認識される地点を、木という素材の持つ柔かさと暖かさと多少のアバウトさの中に見出したいと願っているところです。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)

略歴

1951年
北九州市に生まれる
1974年
モダンアート協会展(~81年)・77年新人賞、79年部門賞、80年奨励賞
1975年
日本版画協会展(以後毎年)・88年星襄一賞
1978年
現代日本絵画展(~84年)
1980年
北九州絵画ビエンナーレ(82年も)
1981年
版画グランプリ展(83年も)
1983年
セントラル美術館版画大賞展
1990年
個展(八番館画廊・大阪、92年も)
2000年
個展(スージ・アンティック&ギャラリー・鎌倉)

作品紹介

《いつものように》

《いつものように》

2000年 53×37cm

木版

関連書籍

このページのTOPへ