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私の作品コンセプトは「命の繋がり」です。
私が生物と自然の繋がりを深く意識するようになったのは、美術解剖学を専攻したときからでした。人体の毛細血管が植物の根と見間違えるほど同じ形状をしていたのです。
私たちは幼少期から自然に触れ、自然と共存しています。更には、胎児のときから母体の中で命の鼓動を聞き、聴覚、味覚から自然に触れていたと考えます。すべての生命が同じ場所から生を始め、そしてすべて同じ自然に還ります。私はその過程すべてをイメージし、制作を行っています。
(版画芸術154号巻頭特集 現代版画ジャパン 作家コメントより)
略歴
- 1985年
- 愛媛県に生まれる
- 2007年
- 第32回全国大学版画展・収蔵賞(町田市立国際版画美術館 08年も)
- 2010年
- 第78回日本版画協会展・山口源新人賞
- 2011年
- ~12年、パリ国立美術学校交換留学
- 第79回日本版画協会展・山口源特別新人賞
- 2014年
- 東京芸術大学大学院博士課程修了
- 個展「山田彩加展-命の繋がり-」(シロタ画廊・銀座)
- 公募団体ベストセレクション美術2014(東京都美術館)
- 中華民国第16回国際版画ビエンナーレ・入選(台湾)
- 「The 3rd Shanghai International Printmaking Exhibition 2014-上海国際版画展"閲人"」(上海)
- 2015年
- 南島原市セミナリヨ現代版画展・渡辺千尋賞(準大賞)
- 「都美セレクション 新鋭美術家2015」展(東京都美術館)
作品紹介
《生命の変容と融合-0への回帰》
2012-2013年 150×215cm
リトグラフ
《Womb of Nature》
2014年 72×93cm
リトグラフ
《月の光》
2015年 93×72cm
リトグラフ