コメント
「家の近くの丘に行き、草花に触れたり、川沿いの風に吹かれて海岸まで歩き、雲や遠くの山々を見ていると、1年を通じて、それぞれの色の形が少しずつ変化しているのがよく分かる。どこまで描いたらいいものかと、ついため息が出てしまう、海に座るようにしている稜線、斜めに踊る松の木、秋から冬にかけてゆっくりとした曲線を見せてくれる植物など、日々の暮らしの中で、私の求めているものが、そこにあるような思いがしてならない。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
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