コメント
「作品には良きにつけ悪しきにつけ、その時代のフンイキが画面からにじみ出なければいけないようだ。若い頃、<文明嫌悪症>という連作をつくっていた時期がある。現在もその時の気持とあまり変りはないが、今は人々の日常のいとなみをごく素直にみているに過ぎない。私の作品がどうみられるかは、みる人の意志にまかせてある。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)
略歴
- 1939年
- 東京・日本橋に生まれる
- 1962年
- 東京芸術大学油絵科卒業
- 1965年
- 第33回日本版画協会展・奨励賞
- 1969年
- 個展(美術出版社ロビー)、第4回ジャパンアートフェスティバル展
- 1975年
- 日本の現代版画-靉嘔、粟津潔、相笠昌義(富山県立美術館)
- 1977年
- 第1回版画大賞展・松屋賞、個展(アートライフ)
- 1978年
- 第7回クラコウ国際版画ビエンナーレ(ポーランド)
- 1979年
- 芸術選奨文部大臣新人賞(美術部門)、文化庁在外研修員(スペイン滞在)
- 1980年
- 1980日本の版画(栃木県立美術館)、日本の現代版画(ピエールカルダンホール・パリ)
- 1987年
- 相笠昌義その世界(池田20世紀美術館・伊東)
- 1989年
- 第18回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(旧ユーゴスラビア)
- 1992年
- コレクションによる戦後の版画(町田国際版画美術館)
- 1994年
- 版画展(ギャルリーユマニテ・銀座)
- 1995年
- 現代版画の展望(新潟市美術館)
作品紹介
《駅にて・夜》
1996年 22.6×38cm
エッチング