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作家名

クリフトン・カーフ(くりふとん・かーふ)Clifton KARHU

ジャンル
人物  伝統    木版  風景  

コメント

 「父も母も祖父もアマチュア芸術家だった。3歳のころディズニーの漫画を写していたのを覚えている。とにかく私は子供のころから絵を描くことに熱中した。  中学で水彩や油絵を始めたある日、ものを縁取る黒い線が、色彩をより強く輝かせることに気がつく。来日し、絵画に黒い線を使い続けていると、画廊の方から木版を薦められた。木版の線はシャープで、色彩は強く、ぼかしや木目の効果も加えられる。その後、浮世絵と出会い、私とまったく同じように、初期版画では墨の線が意図的に使われていることを発見した。歌舞伎や相撲絵の墨の線や、通りや家屋の<ニンゲンクサイ>場面は、私に創造のインスピレーションを与えてくれた。  今も、木版画で、美しさ、感情、瞬間、温故知新を求め表現している。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1927年
アメリカミネソタ州ダルースに生まれる
1950-52年 ミネアポリス美術学校に学ぶ
1955年
~ 来日、以後日本で制作
1963-68年 京都版画協会展
1964年
日本版画協会展(以後毎年)
1966年
CWAJ現代版画展(以後毎年)
1986年
回顧展(ツィード美術館・ダラス)
1988年
回顧展(高島屋エキシビジョンホール・京都)
1991年
回顧展(阪急イベントホール・東京)
1996年
回顧展(ラーティ国立美術館・フィンランド)
1997年
回顧展(モーリッツバーグ・スウェーデン)
2001年
第46回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ・神谷町)
この他、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカ各地で個展開催

作品紹介

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《ISE SWEET SHOP》

1999年 60×43cm

木版

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