コメント
「芸術は重厚で永遠なるものと考えている。
電気ドリル、金槌、ドライバー、彫刻刀、あらゆるものを使って加工し、手の平、バレン、プレスと圧力の変化で刷る。 青く透明で永遠の世界をめざして。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1926年
- 徳島県に生まれる
- 1947年
- 徳島師範学校卒業、小学校教諭となる
- 1949年
- 徳島県教育委員会より東京美術学校に長期研究生として派遣
- 1955年
- 品川区内の若手図工専科教員を集めて美術の研究を始める
- 1958年
- 第1回グレンヘン国際色彩版画トリエンナーレ(スイス)・受賞
- 1965年
- 第36回ノースウエスト国際版画展(アメリカ)・大賞
- 1967年
- 第9回サンパウロ・ビエンナーレ・版画部門最優秀賞
- 1969年
- 多摩美術大学教授となる
- 1970年
- 優秀美術作品として文化庁買上
- 1975年
- マイアミ・グラフィックビエンナーレ・三等賞
- 1989年
- 紫綬褒章受章
- 1992年
- 多摩美術大学に版画科新設、初代科長となる
- 1994年
- 日本版画協会理事長に就任
- 1997年
- 『吹田文明全版画集』刊行、全国で出版記念展開催
- 2004年
- 日本美術家連盟理事長に就任
- 2006年
- 「華麗なる木版画の世界 吹田文明展」(世田谷美術館、徳島県立近代美術館)
作品紹介
《友よ永遠に飛べ》
1996年 59.5×87.6cm
木版
《輪廻転生 Ⅱ》
2014年 60×90cm
木版