コメント
「私の提示してきたイメージ(像)は、基本的にどこかから切り取られたものです。従って、それらは<断片>としてのかたちを持っているといえます。断片は、元々属していた文脈から切りはなされ、新しい別の文脈に組み入れられる宿命にあるのですが、私の興味はむしろ、断片を断片のままにとどめる方に傾いてゆきます。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1948年
- 京都市に生まれる
- 1974年
- 京都市立芸術大学西洋画科専攻科修了
- 第9回東京国際版画ビエンナーレ・京都国立近代美術館賞
- 1976年
- 第5回英国国際版画ビエンナーレ・買上賞
- 第6回クラコウ国際版画ビエンナーレ・メダル賞
- 1977年
- 第1回日本現代版画大賞展・版画芸術賞
- 第2回京都洋画版画総合展・大賞
- 1980年
- 第8回クラコウ国際版画ビエンナーレ・ポーランド写真協会賞
- 1982年
- ビルバオ国際版画ビエンナーレ・第2席
- 1983年
- 第16回毎日現代日本美術展・兵庫県立近代美術館賞
- 1985年
- 京展・京展賞
- 1986年
- 第9回英国国際版画ビエンナーレ・国立ウェストミンスター銀行賞
- 第11回クラコウ国際版画ビエンナーレ・メダル賞
- 1987年
- 第2回和歌山版画ビエンナーレ・大賞
- 1988年
- MAXI GRAPHICA設立
- 文化庁派遣在外研修員(米国・ペンシルバニア大学美術学部大学院)
- 1998年
- 個展「木村秀樹の版画」(徳島県立近代美術館)
- 1999年
- 個展「半透明」(京都市美術館)
- 2008年
- 「MAXI GRAPHICA/Final Destinations」(京都市美術館)
- 第21回京都美術文化賞
- 2009年
- 京都府文化賞・功労賞
- 第21回京都美術文化賞受賞記念展(京都文化博物館)
- 2011年
- PATinKyoto 京都版画トリエンナーレアドバイザー
- 2014年
- 京都市立芸術大学・名誉教授
- 京都市文化功労者
- 2015年
- 個展「木村秀樹 Period 1:Pencil / Frosted Glass」(ギャラリーノマル・大阪)
- ※2018年までに同ギャラリーで7回開催
- 2016年
- 第2回 PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ2016実行委員会委員長(2022年も)
作品紹介
《Charcoal / Marine House》
2014年 8×60×42cm
インクジェットプリント、シルクスクリーン、切り抜き、焼き焦がし