黒木郁朝(くろきいくとも)KUROKI Ikutomo
作家名

黒木郁朝(くろきいくとも)KUROKI Ikutomo

ジャンル
カラフル  人物  木版  植物  静物  風景  

コメント

 「版木を彫り上げたあとで部屋を片付けるとき、削りくずの多さにおどろくことがある。長い年月をかけて大きくなった樹木をこんなことにしてしまってよいのだろうかと考える。
 大きな樹木の中を昇って行く水の音を聞いたことがある。何故かほーっとした気分になったのを覚えている。
 山の頂きに青い野原があり、1本の大きな木が立っているのを見たりすると、それだけで安らかな気分になる。少なくとも僕の版木になって削られたり彫られたりするよりも、山の上で青葉を繁らしていたほうが絶対に良いに決まっている。大きな木が立っているときのように、安らかなほーっとする世界を、僕の木版画が宿していてくれれば良いと想っている。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)

略歴

1944年
宮崎県延岡市に生まれる
1961-68年
版画協会展に出品、ModernJapanesePrint(サンフランシスコ)に招待出品
1979年
木版画集「光の紙」を福岡画廊より出版、イビサ(スペイン)国際ビエンナーレに出品
1980年
アジア現代美術展に招待出品(福岡市美術館)
1983年
版画グランプリ展出品
1984年
木版画集「時の紙」ギャラリー・プチフォルムより出版
1985年
以降、世界各地で国際展や個展  

作品紹介

《種子 (何の花が咲くのだろう...?)》

《種子 (何の花が咲くのだろう...?)》

1999年 81×55cm

木版

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