コメント
「ここ何年かは、銅版画の中のドライポイントという技法だけでモノクロの作品を制作しています。両性の人や動物たちの存在も消え、抽象化した画面の中の線は、心の奮えともいえるドライポイント本来の線の魅力に戻り、また、何も描いていない白い空間は、あたかも自分を確認するための空間のように感じて制作しています。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2001』阿部出版より)
略歴
- 1954年
- 茨城県に生まれる
- 1978年
- 日本版画協会展出品(以後毎年出品 95年準会員優作賞)
- 1980年
- 多摩美術大学大学院修了
- 1997年
- 文化庁一年派遣在外研修員(チェコ共和国 98年まで)
- 2001年
- 国際版画ビエンナーレCLUJ・受賞(ルーマニア)
- 2005年
- 「DOMANI・明日展」(損保ジャパン美術館)
- 2010年
- 小企画個展「NEW ART SCENE IN IWAKI」(いわき市立美術館)にドローイング大作を出品
- 2014年
- 作家とアトリエ展」(茨城県近代美術館)
- 2015年
- クラコウ国際版画トリエンナーレ MTG2015・入選
- 東京国際ミニプリントトリエンナーレ2015・入選
- 6つの個展2015」(茨城県近代美術館)
作品紹介
《2008‐No.21》
2008年 120×60cm
ドライポイント