コメント
「太陽が輝き、川面が光る。木々は薫り、緑の風は頬に口づけをしながら流れてゆく。人は語り、鳥は舞い歌う。今、栃木県馬頭町のアトリエと川崎のアトリエとの間を行き来しながら、都会と農村の自然を五体に感じつつ、昨日の記憶、今日の思いをかたちにしています。
昨年20年ぶりにスペインに旅をしました。昔も今も変わらないあのオレンジ色の風景は、また新しい記憶となり、僕の新しい表現になりました。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)
略歴
- 1931年
- 東京に生まれる
- 1977年
- 国際青年美術家展・大賞、パリ留学
- 1982年
- 個展(池田20世紀美術館)
- 1983年
- 版画展(栃木県立美術館)、ソウル国際版画ビエンナーレ(招待、ソウル現代美術館収蔵)
- 1988年
- 今日の作家 江口週・渡辺豊重(神奈川県立近代美術館)
- 1989年
- 第12回安田火災東郷青児美術館大賞・大賞
- 1992年
- 現代日本の版画と写真の展開-よこはまから(横浜市民ギャラリー)
- 1993年
- 個展(伊丹市立美術館)
- 1997年
- 長野オリンピック会場にホワイトリング・モニュメント設置・長野市野外彫刻賞、横浜国際競技場エントランスホール天井画制作
作品紹介
《グラナダの光と影 (BLUE)》
1999年 54×38cm
シルクスクリーン