コメント
「私のかたちは記憶のかたち。昨日見た松と子供のころ見上げていた松が出会ったかたち。また、物語の空気中にイメージする人物と、その物語を紡ぎだした人の合体した人物像。私はそれらのシルエットを、空を飛びながらデッサンする。少しひずんだ、決して着地しない私のかたちが浮遊する。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1952年
- 埼玉県浦和市に生まれる
- 1978年
- 京都市立芸術大学西洋画専攻科修了、第2回日本現代版画大賞展・西武賞
- 1980年
- エイボン女性年度賞芸術賞、京都市芸術新人賞、1980日本の版画(栃木県立美術館、85年も)
- 1983年
- 第4回韓国国際版画ビエンナーレ・優秀賞
- 1984年
- 版画の今日展(埼玉県立近代美術館)
- 1985年
- 現代のセルフ・ポートレイト(埼玉県立近代美術館)
- 1986年
- 現代版画の表現と技法(練馬区立美術館)
- 1990年
- 現代の版画(渋谷区立松濤美術館)
- 1992年
- 第23回講談社出版文化賞ブックデザイン賞
- 1996年
- 個展・ウォール・エキジビジョン(和歌山県立近代美術館・高知県立美術館)、個展・オペラ・レッスン(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
- 1998年
- 個展、エンジェルズ・アイ(新宿伊勢丹美術館)
作品紹介
《After‐タヒチの三人》
1996年 40×43cm
エッチング、手彩