コメント
「小さい画面の版画は大きい声で叫ばない。画と見る人が一対一で親しみをもって、対話するように、そして音楽を聴くように、自然に感性に訴える。画面の中の具体的なかたちや意味を探すのではなくて、好きな曲に耳を傾けるように、素直に幻想の世界に、あなたの想像力の翼を延ばしてほしい。そうすれば連想が連想を生み、新しい美を発見して頂けると思う。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1932年
- 大阪市に生まれる
- 1967年
- 春陽会・研究賞
- 1983年
- ウッジ国際小版画ビエンナーレ・受賞(ポーランド)
- 1984年
- メールアート展・受賞(ドイツ・ヴィルヘルムスハーフェン市立美術館)
- 1985年
- 東アジアの本と版画展(ドイツ・マインツ・グーテンベルク博物館)
- 1988年
- ヴィルケ協会の招待で制作、個展(ドイツ・ブレーマーハーフェン)
- 1990年
- 町田市立国際版画美術館の招聘により制作、講演、公開講座
- 1991年
- 文化庁作品買上げ
- 1993年
- ブレーマーハーフェン市の奨学金を受け制作、個展
- 1994年
- ゲマインデ・ヴァンガーランドの奨学金を受け制作、個展、セミナー
作品紹介
《ふたつのホルンのために》
1994年 19.6×29.8cm
アクアチント