コメント
「時々、街はずれの河川敷にある緑地帯で散歩をする。広々と美しく整備されたここは、子供のころ仲間とよく遊んだ処だ。そこには林にかこまれた小さな池が今もあって、毎日何度か決まってカワセミがやってくる、岸からほんの数メートルの所に一本の止り木があって、いつも決まってそこに止まってから餌をねらうのである。だからそこでは必ずカワセミに会うことができるのである。どうも野鳥の愛好家が、そこの小魚に餌をまいて集めていてそれをお目当てに飛んで来るらしい。また別の公園の池に真鴨の雄が一羽いて、毎朝いつもの人から手うつしで餌をもらっている、そしてその横でうたた寝までしてしまう始末である。どうもこういった事は、在るがまま、自然のままが、わたしはいいと思うのだが。」
（作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より）
略歴
- 1935年
- 名古屋市に生まれる
- 1957年
- 第42回二科会展（彫刻）
- 1962年
- モダンアート協会展（彫刻）
- 1970年
- 銅版画を独学で始める
- 1984年
- 第15回日動版画グランプリ展
- 1985年
- セントラル美術館版画大賞展、版画「期待の新人作家」大賞展・買上賞
- 1991年
- 第5回中華民国国際版画ビエンナーレ（台北）
- 1992年
- ミヤコ版画賞展（大阪）・受賞
- 1999年
- 個展（金沢名鉄丸越・金沢、山画廊・四日市、ギャラリー壊風・真岡、美術画廊おに工房・静岡、杜のギャラリー曼陀羅・矢板）、CWAJ現代版画展（東京アメリカンセンター）
- 2000年
- 個展（東京、四日市、名古屋）
- 2001年
- 第46回CWAJ現代版画展（東京アメリカンクラブ・神谷町）
作品紹介
関連書籍
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