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作家名

小林ドンゲ(こばやしどんげ)KOBAYASHI Donge

ジャンル
シック  人物  動物  植物  銅版  

コメント

 「近頃、少し気になっている歌と、イマジネーションについて??98年フランスW杯は、サッカーを今迄知らなかった人でも、テレビ観戦などで多数の人がファンになったと思う。サッカーが最も大切にしているのは技術をこえたイマジネーションのスポーツだからです。 塚本邦雄の歌に『サッカーの制咤迦童子火のにおい/矜羯羅童子雪のかおりよ』  風をはらみ空を切り裂いて、ピッチの上を疾駆する童子。この歌を知ったとき、私は『信貴山縁起』の中の剣鎧童子の天翔る絵巻の世界に、イメージが広がってゆく。現代のスポーツが、中世の絵巻に展開させるイメージの表現力。絵も同じで、技術をこえて宇宙に魂を遊ばせる力、このような版画を創れればまた楽しいと思う。」(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)

略歴

1927年
東京に生まれる
1949年
女子美術大学卒業
1956年
日本版画協会展・第1回恩地賞、同協会会員、第1回東京国際版画ビエンナーレ
1965年
渡仏、フリードランデル、ヘイターの工房に学ぶ
1966年
ル・サロン展・銅賞
1970年
銅版画集『雨月物語』(美術出版社)刊行
1972年
銅版画集『ポーに捧ぐ』(美術出版社)刊行
1976年
銅版画集『火の処女サロメ』刊行
1979年
『小林ドンゲ蔵書票作品集』(吾八書房)刊
1981年
現代女流美術展(以降毎年招待出品)
1982年
近代日本の美術―1945年以降(東京国立近代美術館)
1996年
個展(八重洲ブックセンター)

作品紹介

関連書籍

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