コメント
《一人-Ⅱ-》は鉛筆でできた人間やジャングルジム人間を組み合わせてテーマ性をもたせてみました。(中略)社会という縄で縛られている中で、一人だけ逆を向かざるを得ないときを暗示できないかと。ただ、こういうテーマは制作している過程ででてくるのですが。
実際は、地獄の下絵作りから、3カ月間ひたすら根気強く耐えて耐えて描いたものだった。完成してから、やっぱり絵は努力なんだとつくづく思ったものだ。
(『版画芸術』128号、162号 本人のコメントより抜粋)
略歴
- 1960年
- 山形県に生まれる
- 1984年
- 東京造形大学美術学部版画専攻卒業
- 1985年
- 日本版画協会展・協会賞(90年準会員賞)
- 1994年
- 第20回日仏現代美術展・佳作賞
- 2005年
- 第6回高知国際版画トリエンナーレ展・大賞
- 2006年
- 文化庁海外留学制度1年派遣研修員(オランダ)
- 2008年
- 第5回BIMPE国際ミニプリントビエンナーレ・グランプリ(カナダ 12年も)
- 2011年
- 第20回ユーモアと風刺国際美術ビエンナーレ・素描と版画部門1席(ブルガリア)
- 2012年
- 第3回バンコク国際版画 素描トリエンナーレ・買上賞(タイ 15年も)
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- 第15回中華民国国際版画 素描ビエンナーレ・佳作賞(台湾 14年銀賞)
- 2013年
- 第17回バルナ国際版画ビエンナーレ・大賞(ブルガリア)
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- インターナショナルプリントアワード Carme Arozena・グランプリ(スペイン)
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- 第6回スプリットグラフィックアートビエンナーレ・特別賞(クロアチア)
- 2015年
- 個展「作田富幸個展 奇才の肖像」(Bunkamura Gallery)
作品紹介
《集合XXⅢ》
2000年 45×53cm
エッチング
《100faces & friends-hand coloring-》
2015年 240×180cm
エッチング、アクアチント、手彩色