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「私はぬるい風呂が好きです。私は雨降りが好きです。私は夕方陽が沈んだ後の数分間が好きです。私は秋の終わりになると落ち着いてきます。私は日常に転がっているありふれた物にひかれます。この頃ではドングリとかカボチャとかです。
私はうるさいのが嫌いです。コンクリートのビルディングが嫌いです。だから私は都会に住めないのです。
そんなことが一緒くたになって私のかたちはできているのでしょう。多分。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑1999』阿部出版より)
略歴
- 1937年
- 東京都に生まれる
- 1963年
- 渡道、独学で銅版画を始める
- 1964年
- 全道展・激励賞(65年知事賞)、シェル美術賞展・佳作賞
- 1976年
- 渡独、ハンブルク美術館版画室でビュランを学ぶ
- 1978年
- 詩画集『ちいさなものたち』刊行
- 1980年
- 詩画集『野の花1』刊行、書票集『日本の玩具』刊行('83年1集、'94年2集、'96年3集)
- 1985年
- 詩画集『野の花2』刊行
- 1987年
- 版画集『北の詩』刊行
- 1989年
- 銅版画集『ふるさとの詩』刊行
- 1991年
- 『清水敦全銅版画』(阿部出版)刊行、第1回北の現代具象展(~98年毎年参加)
- 1997年
- 玉英画廊(川崎)で個展
作品紹介
《ねこじゃらし》
1997年 36×18.5cm
メゾチント